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看護師の平均的な給料ってどれくらい?
ほかの看護師に比べて、私の給料はどうなんだろう?

など思う看護師の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一般的には、国家資格で安泰かつ給料が高いと言われる看護師。しかし実際にはそのイメージとは異なる点もあるので注意が必要です。

この記事では、看護師のお給料に関する調査データをランキング形式でご紹介します。

[この記事の主な内容]
  • 看護師の給料、年収はいくら?
  • カテゴリ別で見る看護師の平均給料ランキング
  • 看護師の職種・診療科目・初任給ランキング
  • 給料アップがかなう転職活動のポイント
  • おすすめ看護師転職サイト

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記事の目次

看護師の給料、年収はいくら?

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、正看護師の平均年収(全国)は491万9,000円、准看護師は413万円でした。

基本的に、国や公的医療機関における病院は全国的に比較しても年収の大きな差はありません。

しかし、運営元が民間病院となると平均年収の違いが如実に見られるところもあります。また、正看護師と准看護師の間で比較すると80万円以上年収が違います。

保有資格が異なるのと、基本給や給与体系の違いが大きな要因で、たとえ同じような仕事を行っていても、正看護師のほうが高い収入を得られます。

正・准看護師の平均年収

正看護師の平均年収(全国平均) 491万9,000円
准看護師の平均年収(全国平均) 413万円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

なお、看護師の給料は過去5年間で男女ともに増加傾向にあります。

同年賃金構造基本統計調査によると、看護師の所定内給与額は女性の平均月収が30万1800円、男性が30万7,300円となっています。

看護師の平均月収・年齢・勤続年数

平均月収 平均年齢 平均勤続年数
女性 30万1,800円 39.9歳 8.3年
男性 30万7,300円 36歳 7.2年

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

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看護師の給料明細

あなたはご自身の給料明細にきちんと目を通していますか?

「手取り額しか確認していない」「控除としていくら引かれているか把握してない」という方も多いのではないでしょうか。

しかし、手取りだけでなく給料明細の内訳をきちんと理解しないと、社会保険未加入であったり想定給料よりも実は低かったなど、思わぬ落とし穴があるかもしれません。

ここでは看護師の給料明細の内訳を解説します。

看護師の基本給

各病院や施設の給与規定によって定められた基本の給与です。

学歴や資格、年功(年齢や勤続年数)、職務能力などによって金額が決められています。なお、賞与は基本給×〇ヶ月で算出されています。

以下は、2020年度における看護師の平均基本給です。

新卒看護師の場合

回答病院数 平均基本給 平均現金給与額
高卒+3年課程新卒 2,992件 20万2,289円 26万2,277円
大卒 2,871件 20万8,918円 27万292円

出典:日本看護協会「2020年 病院看護実態調査」

勤続年数10年(非管理職)看護師の場合

回答病院数 平均基本給 平均現金給与額
勤続10年( 非管理職) 2,993件 24万4,587円 31万8,916円

出典:日本看護協会「2020年 病院看護実態調査」

看護師の夜勤手当

看護師の月収には、夜勤手当が占める割合も多いです。夜勤手当は拘束時間が長く負担が大きい形態ほど金額が高くなります。

以下が夜勤形態ごとにおける平均手当額になります。

回答病院数 平均手当金額
三交代制:準夜勤の手当金額 977件 4,154円
三交代制:深夜勤の手当金額 978件 5,122円
二交代制:夜勤の手当金額 2,729件 11,286円

出典:日本看護協会「2020年 病院看護実態調査」

看護師の残業手当

厚生労働省が発表している「平成30年版過労死等防止対策白書」によると、看護職員の平均的な1ヶ月(通常期)における時間外労働時間は10時間未満が34.6%、10時間以上20時間未満が14.8%と約50%の看護職員の方は残業時間が20時間未満で収まっています。

時間での交代制を取り入れている施設が多いため、時間外で患者さんのサポートに当たったり残務をしなければならないことは、比較的少ないのかもしれません。

主な残業理由は、救急や入院患者の緊急対応や看護記録等の書類作成でした。

東京都で時給換算した場合の給与は約2,670円、所定外労働時間の場合×1.25倍になるため、20時間残業すると7万円に満たない程度の金額が残業手当としてもらえますよ。

参考:厚生労働省「平成30年版過労死等防止対策白書」

看護師の賞与・ボーナス

看護師の平均賞与額は年間で約85万8,000円でした。

従業員数が10~99人の施設は71万3,600円、100~999人の施設は80万8,900円、1,000人以上の施設は97万7,100円となっています。

規模の大きい施設はそれだけ病床数や患者数も多いため、賞与額が高くなることがこの数字から分かります。

従業員数 平均賞与額
10~99人 71万3,600円
100~999人 80万8,900円
1,000人以上 97万7,100円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

看護師のその他・諸手当

看護師にはその他にも、手当を支給される場合があります。代表的なものを以下にまとめました。

住居手当 職員寮または借り上げ住宅のない病院・施設で支給される賃貸住宅の補助費。住宅手当とも呼ばれます。
資格手当 正看、准看、認定看護師、専門看護師などの資格に対して支払われる手当。
役職手当 看護師長、看護部長、主任など管理者となった場合に支給される手当。管理職手当、職責手当とも呼ばれます。
家族手当 扶養家族の人数に応じて支給される手当。
通勤手当 公共交通機関またはマイカー利用時の通勤手当。ただし、上限額が設定されていることもあります。
調整手当 能力・知識・経験から期待される役割への臨時手当、または給与規定の変更や算出ミスなどによる精算。
時間外勤務給 労働基準法により、原則1週40時間、1日8時間の法定労働時間を超えて勤務した場合、超過分につき25%増の給与額を支払うことが定められています。
休日勤務割増給 労働基準法により、法定休日(週1回もしくは4週間で4日が最低基準)の勤務に対し35%増の給与を支払うことが定められています。
交代勤務手当 シフト勤務で、労働時間が昼夜問わず交代する看護師独特の勤務形態に対して支払われる手当。
夜勤手当 1回定額で夜勤(二交替)もしくは準夜勤・深夜勤(三交替)をした場合の手当。
拘束手当 患者さんからのオンコール勤務に支給される手当。訪問看護師や手術室看護師などに多い。
呼出手当 患者さんからの緊急の呼び出しで出動した場合に支払われる手当。訪問看護師や手術室看護師などが多い。
危険手当 勤務中に看護師自身に危険や危害が及ぶ可能性が高い場合に支給される手当。

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カテゴリ別で見る看護師の平均給料ランキング

看護師の平均給料は、都道府県などの地域、性別、年齢等でも異なってきます。

ここでは、それぞれのカテゴリ別で看護師の平均給料をご紹介します。

【都道府県別】看護師の平均給料ランキング

まずは、都道府県別看護師平均給料ランキングです。

女性正看護師の平均給料ランキング

順位 都道府県 平均給料(年収)
1位 青森県 540.5万円
2位 岐阜県 530.4万円
3位 神奈川県 521.9万円
4位 東京都 519.1万円
5位 埼玉県 516.0万円
6位 秋田県 515.4万円
7位 富山県 515.3万円
8位 静岡県 513.9万円
9位 石川県 513.3万円
10位 愛知県 510.4万円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

1位が青森県、2位が岐阜県と地方が占め、3位に神奈川県、4位東京都、5位埼玉県と首都圏エリアが続きます。

一般的に、東京(関東)や大阪(関西)をはじめとする大都市エリアは給料が高い傾向にありますが、医療関連でいうと病院数が多いのと同時に看護師数も多いのです。

そのため、物価に対して実はそこまで大幅に給料が上がらないという点があります。

裏を返せば、地方でも給料が高い地域は慢性的に看護師不足に陥っているため、高い給料が見込まれるでしょう。

女性准看護師の平均給料ランキング

順位 都道府県 平均給料(年収)
1位 山梨県 500.7万円
2位 愛知県 491.6万円
3位 神奈川県 484.6万円
4位 福井県 484.1万円
5位 千葉県 476.0万円
6位 奈良県 471.9万円
7位 静岡県 464.9万円
8位 埼玉県 463.7万円
9位 東京都 456.5万円
10位 長野県 448.9万円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

准看護師は1位山梨県、2位愛知県という結果でした。

都道府県の順位は異なりますが、前述の正看護師と同様の傾向が見られます。
人手不足が深刻なエリアのほうが高い給与水準で働くことができます。

【男女別】看護師の平均給料ランキング

続いて、男女別の平均給料です。男女別の場合、男性看護師のほうが給料が高くなります。

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、男性の平均年収は505万9000円、女性は490万200円でした。

性別 基本給与額 賞与やその他支給額 平均給料(年収)
男性 34万9,300円 86万7,400円 505万9,000円
女性 33万7,000円 85万6,200円 490万円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

男性看護師の平均給料

月収 平均給料(年収)
正看護師 34万円 496万円
准看護師 30万円 425万円

女性看護師の平均給料

月収 平均給料(年収)
正看護師 33万円 481万円
准看護師 28万円 400万円

【年齢別】看護師の平均給料ランキング

看護師の年収は経験年数が長いほど高い傾向にあります。
50代まではほとんど右肩あがりで給与水準もあがっていく傾向です。

50代からは徐々に給与平均がさがっていきますが、体力的なこと等により年齢が高くなるにつれ夜勤のない働き方を選択したり、そもそもの勤務時間が短くなることが理由としてあげられます。

また、正看護師ではなく、パートや非常勤で働く方が多いことも年収減少につながっているようです。

年齢 平均給料(年収)
20~24歳 390.5万円
25~29歳 451.9万円
30~34歳 468.3万円
35~39歳 480.9万円
40~44歳 503.6万円
45~49歳 534.3万円
50~54歳 551.8万円
55~59歳 563.3万円
60~64歳 484.0万円
65~69歳 418.3万円
70歳以上 394.6万円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

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看護師の給料は高い?職種・診療科目・初任給ランキング

続いて、職種別で看護師の平均給料を見ていきましょう。

【全職種別】年収ランキング

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は全職種145職種中54位という結果でした。

なお、性別によってもランキングの順位は異なっており、女性のみの場合、看護師は全職種のなかで26位という結果でした。以下は、女性のみの全職種ランキングです。

順位 職種 平均給料(年収)
1位 医師 1,188.2万円
2位 大学教授 1,021.4万円
3位 航空機操縦士 893.6万円
4位 大学准教授 843.9万円
5位 管理的職業従事者 744.9万円
6位 公認会計士・税理士 743.8万円
7位 歯科医師 676.2万円
8位 小・中学校教員 657.8万円
9位 大学講師・教授 622.4万円
10位 高等学校教員 621.4万円
~11位以降中略~
25位 輸送用機器技術者 495.7万円
26位 看護師 490.0万円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

女性看護師の場合、全145種の職種中26位なので、ほかの職種と比べても高収入であることがわかります。

【医療関連別】年収ランキング

同じ病院や施設で働く医療関連業務に携わる職種でランキングにすると、看護師は7位でした。

順位 職種 平均給料(年収)
1位 医師 1,440.3万円
2位 歯科医師 787.5万円
3位 助産師 570.0万円
4位 薬剤師 565.1万円
5位 診療放射線技師 548.7万円
6位 臨床検査技師 492.7万円
7位 看護師 491.8万円
8位 保健師 475.8万円
9位 その他の医療従事者 426.3万円
10位 理学療法士・言語聴覚士・視能訓練士・作業療法士 418.9万円

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

【診療科目別】年収ランキング

看護師は看護師でも、所属する科によっても年収の違いがあるようです。

順位 診療科 平均給料(年収)
1位 病理診断科 476万円
2位 総合診療科 465万円
3位 産科 462万円
4位 救命救急科 461万円
5位 心臓血管外科 456万円
6位 呼吸器外科 452万円
7位 血液内科 451万円
8位 産婦人科 449万円
9位 口腔外科 448万円
10位 形成外科 446万円

参考:看護師ワーカーHP「全国の看護師の平均年収」をもとに独自で作成

【設置主体別】初任給ランキング

ここでは、設置主体別における看護師の初任給ランキングをご紹介します。

特に新人看護師にとって、初任給の額は気になるところですね。

順位 設置主体 平均給料(月収)
1位 社会保険関係団体 28.5万円
2位 私立学校法人 28.3万円
3位 日本赤十字社 28.2万円
4位 社会福祉法人 27.7万円
5位 公立 27.1万円
5位 国立 27.1万円
7位 済生会 26.9万円
8位 医療法人 26.8万円
9位 その他の法人 26.7万円
9位 会社 26.7万円
11位 公益法人 26.6万円

出典:日本看護協会「2020年病院看護実態調査」

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看護師が給料をアップさせるコツ

現在のご自身の給料と比べて、ランキングの結果はいかがでしたか?

中には、「もっと給料を上げたい」「現在の待遇に不満がある」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、看護師が給料をアップさせるためのコツをいくつかご紹介します。

管理職を目指す

まず現在の職場を辞めずに給料アップさせる方法として、管理職にキャリアアップすることが挙げられます。

看護師の職位には、専門職・主任・副看護師長・看護師長・副看護部長・看護部長などがあります。

一番昇給幅の少ない主任でも月に4,000円、他の職種では一つ昇格するごとにおおよそ2~3万円ずつ上がっていきます。

単純計算では年収が30~40万アップすることもあります。

資格を取得する

看護師としてより専門的な資格を取得することで、収入をアップさせる方法です。

主には認定看護師・専門看護師・ケアマネージャーなどがそれに該当します。

資格を取得すると、だいたい月に1万円前後の手当てがつきます。

ただし、資格取得のためには教育機関にて半年~2年ほどの通学が必要になります。

多くの看護師は仕事と学業を両立させる形となるでしょう。

なお、病院によっては手当が支給されないケースもあるため注意が必要です。

転職して高給の職場を探す

転職をして待遇や給与水準のいい病院へ転職すること、あるいは看護師以外の高給の仕事に就く方法があります。

なお、転職を検討する場合には転職サイトや転職エージェントの活用をおすすめします。

転職サイト・エージェント活用のメリット

求人探しや面接対策、キャリアの相談など転職にまつわる幅広いサポートをしてくれるサービスです。

登録をすれば、サービスはすべて無料で利用することができます。以下は、転職サイト・転職エージェントで受けられるサービスの一例です。

  • キャリア診断
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転職をするのが初めての方や、転職全般について相談してみたい方、給与・条件・人間関係などきちんとリサーチした上で転職先を決めたい方などにおすすめです。
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ちなみに、夜勤手当の有無は給料に大きく影響を与えるため、人によっては夜勤を増やそうとする方もいるかもしれません。

ただ、体力的なことを考えると長続きがしづらく得策とは言えません。

そのため、上記のような現実的に可能な範囲で年収アップの手段を模索しましょう。
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転職を成功に導く転職サイトの使い方

前述にあるように「転職して高給の職場を探す」とした場合、転職サイトは非常に心強い味方です。

一人で転職活動を行うよりも、効率よく多くの有益な情報を得ることができるでしょう。

また、転職サイトの担当者との信頼関係を培うことで、一般的には非公開の情報提供、転職活動のフェーズごとでアドバイスを受けられるでしょう。

担当者との面談では、建前が必要なことと本音で話すことは分けて伝えることが重要です。

あなたの希望を実現するためにも、以下をチェックしておきましょう。

すぐにでも転職したい旨を伝える

転職に対する熱意を伝えることが、担当者から親身なサポートを受けれるかどうかに繋がります。

「今すぐにでも転職したい」「キャリアアップのために転職したい」などと前向きな熱意を伝えることで、より多くの情報を担当者から得られるでしょう。

看護師の方の中でも、今すぐに転職を考えていない方や、転職を迷っている方もいらっしゃるでしょう。

その場合は、「転職に向けてアドバイスをもらいたい」「よい求人があれば転職したい」という風にあくまで転職に対して積極的な意向を伝えることをおすすめします。

アピールポイントや希望の条件をまとめたり、履歴書や職務経歴書を持っていったりすることで、転職への意気込みを受け取ってもらえるでしょう。

連絡はこまめに返信する

連絡の頻度も熱意と同様に捉えられます。連絡は遅くとも24時間以内に返信することをおすすめします。

メールの場合、返信が深夜になってしまってもそこまで失礼にはあたりません。

大前提として、ビジネスにおいてレスポンスが早いことは、相手に良い印象を抱かせます。

転職先でも、連絡をこまめに返す習慣はプラスに活きるでしょう。

求人の内部情報を聞く

転職サイトの担当者は、人事担当者はもちろん現場の担当者や経営者層ともパイプを持っていることが多いです。そのため、リアルな社内の様子や空気を聞くことが可能です。

求人サイトや企業のHPを見るだけでは知ることができなかった情報を、事前に教えてもらうことで、企業検索や面接対策にも役立つでしょう。

スキル・経歴を噓偽りなく伝える

転職サイトの担当者は、あなたの職務経歴書や能力を参考にして、企業探しを行います。

条件のよい企業に勤めたいという思いから、経歴や能力をもっとよくみせたいと考える方もいるでしょう。

しかし、嘘の内容でマッチングした企業と面接に進んでも、受け答えの違和感から「信憑性がない」と判断される可能性があります。

虚偽の内容が転職後にトラブルへとつながったり、再転職に苦戦する可能性すらあります。

自分の経験・能力にそぐわない企業に転職しないためにも、前職での経験業務や実績、スキルについては、本当のことを伝えましょう。

推薦文をチェックする

企業に応募すると、転職サイトの担当者が企業に推薦文を書いてくれます。

この推薦文によって、書類選考の通過率が変わることもあるのです。この推薦文を参考に、企業の採用担当者は選考を行うこともあります。

そのため、あらかじめ内容の相違がないかを、必ずチェックしましょう。

履歴書・職務経歴書では伝えきれない部分を、推薦文によって伝える事も可能です。

本来ならスキルや経験等で不採用になるような方でも、信頼している担当者からの強い推薦であれば企業側が考えを変えることもあります。
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転職サイト活用の流れ

転職サイトを利用する場合、主に以下の流れで進んでいきます。
順に詳しく解説していきます。

1.転職サイトに登録

まず、Web上から転職サイトに登録していきましょう。
主に以下の内容を登録していきます。

登録時の入力内容

  • 氏名・住所・連絡先
  • これまでの学歴・経歴・スキルなど
  • 希望する勤務地や年収などの希望条件

この情報をもとに、転職サイトとの面談がおこなわれます。
そのため、正確な情報を入力するようにしておきましょう。

2.担当者と面談・求人紹介を受ける

Web登録完了後、担当の転職サイトから後日連絡が入り、面談日の調整をしていきます。

面談時には、Web登録時の情報をもとに、以下の内容を聞かれることが多いです。

  1. 希望条件(業種・職種・年収・勤務地など)
  2. これまでのキャリアやスキルなど
  3. 希望する転職予定日

この段階で、あなたにマッチした求人があれば求人紹介を受けること可能です。
マッチしたものがなければ、後日転職サイトからあなたの希望条件に沿った募集求人が送られてきます。

3.応募書類の添削・応募

募集求人が決まったら、応募書類を作成していきましょう。

応募書類に苦手意識のある方も多いかもしれませんが、転職支援のプロが添削してくれるため格段に書類選考の通過率が上がりやすくなります。

4.書類選考・面接対策

書類選考に通過したら、次はいよいよ面接です。

面接対策をしっかりと行ってくれるため、面接時も安心して挑むことができます。

面接に同行してくれる転職サイトもあるため、面接が不安な方は事前に同行してくれるかの確認をしておきましょう。

5.内定・お仕事スタート

晴れて内定が決定したら、次は入社準備を行っていきましょう。

入社にあたっての条件交渉も、この時に転職サイトが行ってくれます。
希望がある場合は転職サイトに伝え、交渉してもらいましょう。
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3.看護師ワーカー(旧:医療ワーカー)|全国の豊富な求人情報を保有

看護師ワーカー

首都圏・東海・関西エリアの求人多数
非公開求人が豊富
看護業界のプロの転職支援が受けられる

看護師ワーカーは、看護師向け転職サイトです。
全国的に求人はありますが、中でも首都圏・東海・関西エリアの求人が豊富です。

看護師ワーカーは医療機関と長年人材紹介で培ってきた信頼関係があるため、他転職サイトではみることのできない好条件の非公開求人が多くあります。
非公開求人もメールマガジンで届くので、手軽にみることができるのもポイントです。

看護師専門のアドバイザーによる転職支援や条件交渉も行ってくれるため、あなたの希望にあったお仕事を見つけられる可能性が高まります。

>>看護師ワーカーの詳細をみる

求人数 約58,000件
対応職種 看護師・准看護師、助産師、保健師
対応施設 病院、クリニック、介護関連施設、訪問看護、企業、その他
対応雇用形態 正社員、パート・アルバイト、契約社員、派遣、期間限定契約、常勤(夜勤あり)、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤のみ)
対応診療科目 内科、整形外科、外科、リハビリテーション科、循環器科、血液内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、神経内科、、腎臓内科、心療内科、糖尿病内科、内分泌内科、老年内科、救命救急科、形成外科、呼吸器外科、消化器外科、心臓血管外科、乳腺外科、脳神経外科、美容外科、眼科、産婦人科、耳鼻咽喉科、小児科、総合診療科、精神科、人間ドック・検診、泌尿器科、皮膚科、美容皮膚科、病理診断科、婦人科、放射線科、麻酔科、肛門科、リウマチ科、胃腸科、アレルギー科、口腔外科、歯科、呼吸器科、消化器科、緩和ケア科、産科
求人の評判
転職サポート充実度
おすすめ度
対応地域 北海道・青森・岩手・宮城・秋田
山形・福島・東京・神奈川・千葉
埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨
長野・新潟・富山・石川・福井
愛知・静岡・岐阜・三重・大阪
兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山
広島・岡山・鳥取・島根・山口
香川・愛媛・高知・徳島・福岡
佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎
鹿児島・沖縄
公式サイト https://iryouworker.com/

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4.MCナースネット|医療福祉に特化

MCナースネット

医師が創業した転職サイト
転職サポートが手厚い
看護師向け非公開求人が多数

MCナースネットは、株式会社メディカルコンシェルジュが運営する看護師向け転職サイトです。

運営元の株式会社メディカルコンシェルジュは、医師が創業したこともあり、医療関係の方に寄り添った支援が充実しています。

応募書類の作成、面接対策などの転職活動のサポートはもちろん、今後のキャリア相談まで行ってくれます。

また、常勤・非常勤のお仕事をはじめ、短期・単発のお仕事も豊富なので、あなたのライフスタイルに合ったお仕事が見つかりやすくなります。

>>公式サイトを見る

求人数 約93,000件
対応職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師
対応施設 病院、クリニック、介護施設、企業、コールセンター、ツアーナース、巡回検診、学校・保育園、行政、イベント、薬局、その他
対応雇用形態 正社員、非常勤・パート、派遣社員、業務委託
求人の評判
転職サポート充実度
おすすめ度
対応地域 関東/関西/東海
東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・三重・岐阜・静岡・大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山
公式サイト https://mc-nurse.net/

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5.スーパーナース|常勤からバイトまで幅広い雇用形態


スーパーナース

マッチング数は年間20万件以上
利用者のリピート率は79%※
単発・短期の求人も多数あり

スーパーナースは、創業約30年もの歴史をもつ看護師向け転職サイトです。

看護師さんと病院のマッチング数は年間20万件以上と、実績も豊富です。
その歴史の長さ・実績から、利用者からの評判も高く、79%※のリピート率を誇ります。

また、対応している雇用形態も豊富で、正社員はもちろん、パートや単発・短期の派遣のお仕事も取り扱っています。
あなたのライフスタイルに応じた働き方が選べるため、正社員以外の働き方も視野に入れている方にもおすすめです。

※公式サイトより

求人数 約26,000件
対応職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師、その他
対応雇用形態 正社員(常勤)、パート・アルバイト、派遣、単発、紹介予定派遣
求人の評判
転職サポート充実度
おすすめ度
対応地域 北海道・青森・岩手・宮城・秋田
山形・福島・東京・神奈川・千葉
埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨
長野・新潟・富山・石川・福井
愛知・静岡・岐阜・三重・大阪
兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山
広島・岡山・鳥取・島根・山口
香川・愛媛・高知・徳島・福岡
佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎
鹿児島・沖縄
公式サイト https://www.supernurse.co.jp/


6.ナースパワー|全国100,000名の看護師が利用


ナースパワー

全国初の厚生労働大臣許可事業所
圧倒的な求人数
全国100,000名の看護師が利用

ナースパワーは、全国初の厚生労働大臣許可事業所で、昭和60年から運営している歴史のある転職サイトです。
その歴史の長さから、全国100,000名の看護師が利用している実績があります。

圧倒的な求人数を誇り、「常勤・パート・派遣・バイト・応援ナース」など、様々な働き方ができるのも特徴です。

また、求人先企業から支払ってもらう紹介手数料が業界で1番低料金※であるため、求人先の負担が少なく済み、採用に繋がりやすいといったメリットもあります。

担当のコーディネーターが求人情報紹介から就業後の悩み相談まで、手厚くサポートしてくれるため、初めて転職する方も安心して転職活動が行えます。

採用率の高さ・サポート力の高さから、効率の良い転職活動を行いたい看護師の方におすすめです。

※ナースパワー公式サイトより引用

求人数 約40,000件
対応職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師
対応施設 病院、クリニック・医院、老人入所施設、老人通所施設、訪問看護、居宅支援事業所、保育園、その他
対応雇用形態 正社員、パート、派遣、応援ナース、常勤、日勤常勤、夜勤常勤、日勤パート、夜勤パート
求人の評判
転職サポート充実度
おすすめ度
対応地域 北海道・青森・岩手・宮城・秋田
山形・福島・東京・神奈川・千葉
埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨
長野・新潟・富山・石川・福井
愛知・静岡・岐阜・三重・大阪
兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山
広島・岡山・鳥取・島根・山口
香川・愛媛・高知・徳島・福岡
佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎
鹿児島・沖縄
公式サイト https://www.nursepower.co.jp/


看護師の給料に関するよくあるQ&A

ここでは、看護師の給料に関するよくあるQ&Aをまとめました。

新卒看護師の初任給はいくら?

日本看護協会の調査によると、大卒が平均27万292円、専門卒が平均26万2,277円でした。

大卒のほうが8,015円高くなっています。なお、この金額は通勤手当や夜勤手当といった諸々の手当を含む総額となっております。

実際の手取りはここから税金・社会保険料が差し引かれるため平均20万円~22万円程度が初任給の金額です。

月収金額と手取り金額の違いはなんですか?

月収金額とは、全ての諸手当を含んだ給与を指し、手取り金額はそこから控除額が差し引かれたものを指します。銀行に振り込まれるのは手取り金額です。

おおよそ月収の80%程度が実際の手取り額となるので、月収30万円の場合は24万円前後が実際の手取り額になります。

今後看護師の給料はどのような推測ができますか?

年々看護師のニーズは高まっており、それと共に年収も増加傾向にあります。

今後はより高齢化社会となるため、看護師の人材不足は深刻になるでしょう。そのため、ますます増加する可能性が高いです。

現在は特定看護師制度の制定などにより、国としても看護師の重要性を再確認している段階です。今後は基本給はもちろん、夜勤手当などの各種手当に関しても見直される可能性があります。

>>看護師転職におすすめの転職サイトランキングを見る

看護師の給料ランキングまとめ

この記事では、看護師のお給料に関する調査データをランキング形式でご紹介しました。

[この記事の主な内容]
  • 看護師の給料、年収はいくら?
  • カテゴリ別で見る看護師の平均給料ランキング
  • 看護師の職種・診療科目・初任給ランキング
  • 給料アップがかなう転職活動のポイント
  • おすすめ看護師転職サイト

いまよりも高給の職場への転職を考えている方向けに、利用がおすすめの転職サイトも紹介しているので、是非参考にして下さいね。
>>看護師転職におすすめの転職サイトランキングを見る

参考文献
▼公益社団法人日本看護協会
「訪問看護ステーションの求人倍率」継続して高水準
看護職賃金の実態とその改善策
看護職就業者数の動向に関する研究
公益社団法人日本看護協会
准看護師のための進学特設サイト
看護職のワーク・ライフ・バランス推進事業
看護師基礎教育の4年制化の推進
准看護師制度の課題解決に向けた取組み
訪問看護師倍増策の推進
地域における看護職員確保方策の検討
ナース・プラクティショナー(仮称)制度の構築
特定行為に係る看護師の研修制度の活用推進
看護師の資格活用基盤の強化

▼厚生労働省
看護職員就業状況実態調査結果
看護職のキャリアと働き方支援サイト
看護職のキャリア
看護職員の現状と推移
看護職員研修事業の実施状況及び事業計画に関する調査について
看護業務実態調査について
福祉及び介護施設における看護師の日雇派遣に関するニーズ等の実態調査
ナースセンターによる看護職員の復職支援の強化
保健師助産師看護師国家試験受験資格認定について
いきいき働く医療機関サポートWeb
医療専門職支援人材確保支援事業報告書(抄)
新人看護職員研修について
特定行為に係る看護師の研修制度について
看護職員の確保について
看護師等免許保持者の届出制度
東日本大震災からの復興に向けた看護職員確保の取り組みの紹介
都道府県における看護職員のための研修事業 事例集について
中小規模病院の看護管理能力向上支援について
病院看護管理者のための看看連携体制の構築について
助産師出向支援について
院内助産・助産師外来について
助産所における連携医療機関確保について